今週のお題「雪」
こんばんは。ワト子です。
今日(2019/2/15)、正午ごろに都内でも雪が降ってメディアが過剰に騒いでいましたね。
雪といえば、私は豪雪地帯で生まれ育ちました。実家は築150年の日本家屋で、茅葺屋根でした。
軒先と積もった雪がつながって、庭にプチゲレンデができるので、よく兄妹でそり滑りしたものです。楽しかったなぁ。寒さなんて知らなかった気がします。
朝起きて玄関開けたら雪の壁だったこともあります。
雪国は1人1着スキーウェア必須ですが、新品は買ってもらえませんでした。成長してすぐサイズが小さくなってしまうからです。
兄や姉のおさがりを着ていました。ぶかぶかで、遊びすぎて袖が黒ずんでいました。嫌だったなぁ。エコだね。
上京前までは、雪がほんの少し降っただけの東京の慌てぶりを見て、家族でバカじゃねぇのと笑っていましたが、上京後、自分もしっかり騒ぐようになりました。
地元で大雪が降っても装備が万全なのでだいたい身動きがとれますが、それでも大大大雪が降ったりするときは、臨時の措置がありました。
雪かきが大変なので、手伝ってから学校に来なさい、と言われていました。すごく嫌だったけれど、今思うとこれは本当に素晴らしい取り組みでした。
行くのが大変なら行かなくても大丈夫です。そんなことより親を手伝いなさい、という雰囲気でした。
朝5時に親にたたき起こされて、家族全員で2時間くらいやるのですが、終わるころには最初にかいた場所に積もっていてエンドレスでした。
一段落したときに食べたなめこ汁は忘れられない温かさです。
一方、東京は、学校と会社の違いはあれど、雪が降った時のプレッシャーが本当に苦痛です。
翌日9時開始の会議があれば絶対に行かなければなりません。電車が遅れてもいいように、朝5時に起きて雪の具合をチェックします。
電車遅延は仕方のないことだと上司から上辺だけの言葉をかけられますが、「早く来るための努力をしなかったのか?」と内心思われていそうで、遅刻しないように気象情報・運行情報とにらめっこするのです。バカらしいし、息苦しかった。
毎冬この、故郷と東京の考え方の違いに思いを巡らせて、そこに住んでみなければ何もわからないなぁという気持ちになります。
そして、47都道府県、全部住んでみたいという思いが湧いてきます。
計画を立てるとするとこうなります。
1年1都道府県とします(四季を体験して初めて良さや苦労がわかるからです)。だとして、あと44箇所。制覇するころには7○歳です。
となると、若いうちに過酷な県をクリアしておく必要があります。晩年に大雪はきついです。
しかし子どもを授かれば子育て支援が手厚いところを選びたかったりもします。
こういう縛りは、自由な状況よりも人生が設計しやすくなりますね。
早くスタートしないとゴールがどんどん遅くなるなぁ、と
東京の大したことない雪を眺めて思うのです。